こんにちは。ぴっちゃんままです。
このところ、食事の後にテレビを見ながら疲れて寝てしまうことが増えた娘のぴっちゃんですが、
いったいいつから自力で眠れるようになったんだろう??
超強力な背中センサーを持っていたぴっちゃんは
生後数か月までは布団に置くあと数センチのところになると起きてしまう子でした。
寝かしつけにどれだけ苦労させられたことか…。
布団に置くと泣く、置こうとすると気が付いて泣く、という赤ちゃん。
悪気が全くないのはわかっていても時にはママもイラっとしてしまったり、
自分が泣きそうになったり、弱気になったりしてしまいませんか?
そんな置くと泣いちゃう赤ちゃんにお困りのママさんやいまお腹の中で赤ちゃんを育てているプレママさん。
赤ちゃんにここちよく眠ってもらって、ママも安心して一休みするにはどうしたらいいか、一緒に考えてみましょう。
なんで赤ちゃんは置くと気が付くの?
ママの抱っこで気持ちよく寝ている赤ちゃん。
さぁ寝たぞ!もう大丈夫!と思ってそっと布団に置こうとしたらあと数cmで泣いてしまう。
置くと泣く、置こうとすると泣く、というこの現象は実は当たり前のことだったんです。
置くと泣くのはそれだけママの抱っこが気持ちいいってことなんです。
だってね、赤ちゃんにとってママの抱っこほど安心できて心地の良いものってないんです。
大人だってふかふかの気持ちのいいお布団から急に硬い床に動かされたらイヤですよね?
赤ちゃんはママのお腹の中にいた時のようなCの形に丸くなって眠るのが安心できる体制なので、
ママの抱っこでCの字になっていたところを、まっすぐに伸ばして布団の上に置こうとするので起きてしまうんです。
布団に置くときもCの字になるように工夫をして、座布団や枕などで少しお布団に傾斜をつけてあげると
寝やすい形のままでお布団に置くことができますので、背中スイッチが押されにくいかも??
モロー反射ってなに?
背中スイッチともう一つ、赤ちゃんが寝ている間に起きてしまう現象の一つに
<モロー反射>と呼ばれるものがあります。
大きな音がした時に身体がびくっとなって急に目を覚ましたり、手を万歳にように広げたり曲げたり。
光りや物音、自分の動きにさえも反応してびくっとなってしまうモロー反射。
これがけっこうやっかいです。
無意識にびくっとなって目が覚めてしまうので、コレが頻発するともう寝ているどころではありません。
4か月~6か月くらいになると収まってはきますが、
激しい子は本当に寝ているときに自分のくしゃみやおならにまでビックリして起きてしまいまし、
お布団に置かれたわずかな衝撃でもびくっとして起きてしまいます。
できるだけ音や光のない静かな環境で寝かせることと、お布団や室温を温かくすることがモロー反射が起きにくくなるためのポイント。
それでもダメなら寝る時におくるみで包んでみましょう。
柔らかいガーゼ素材のバスタオルなどでも代用できますよ。
手足がびくっと動かないようにちょっとキツメめくるんであげると赤ちゃんが安心して眠れるようになりますよ。
抱っこで寝かしつけはだめなの?
さて、ここで気になるのは「じゃあ抱っこで寝かせるからダメなのか?」というところではないでしょうか?
赤ちゃんの側の意見としては「ママの抱っこは気持ちいいから、このまま抱っこでずっと寝たい」のですが、
ママの側の意見としては「重たくなるし、ずっと抱っこはきつい」という感じですよね。
赤ちゃんにとったら抱っこで寝るのがいいに決まっていますが、ずっと抱っこだとママは疲れます。
そして赤ちゃんが寝ている間にちょっとひと休み、と思っていてもそれができなかったり、
家事が進まなかったりというジレンマも起きてきますね。
抱っこで寝かしつけをすることは決してダメな事でも悪いことでもありませんが、
ママの精神的な面を考えると早い段階でお布団ですっと寝られる様になってほしいところ。
抱っこで寝る癖がついてしまうとなかなかお布団ですっと寝かせるのが難しくなってしまうので
「抱っこでの寝かしつけはダメ」と言われてしまうだけなんですよ。
お布団で上手に寝かしつけるコツは
抱っこで寝かしつけていたのを急に「今日からお布団で一人で寝るんだよ~」とはいきません。
ではどうやってお布団ですっと眠れるようにトレーニングをしていくのか。
いきなりお布団での寝かしつけは厳しいと思いますので、初めのうちはちょっと抱っこで寝かしつけをしてから一緒にお布団に入ってぴったりと寄り添ってトントンしたり身体をさすったりしてあげるようにします。
お布団に入ってトントンしてもらっていることが気持ちいいということをまずは赤ちゃんに知ってもらう事が大切です。
必ず抱っこしてお布団に連れて行ってあげて、
添い寝をしながら赤ちゃんが気持ちいいと感じる部分を触ったりトントンしたりしているうちに赤ちゃんも
「あ、これっていいな、気持ちよく眠れるな」という風になってきます。
慣れないうちはお布団に置くと泣くのは仕方ない、と諦めて、
泣いてしまったらギューッと身体を苦っつけて安心させてあげましょう。
それからまたトントンや身体をさすって
「ねんねの時間だよ~」ということをしっかりと赤ちゃんに教えてあげるのです。
赤ちゃんだってママの落ち着いた声と肌のぬくもり、心臓の音に癒されて自然に眠るようになってくれますよ。
ママの気持ち
こんな風にすれば大丈夫だよ!みたいなことを書いてきたぴっちゃんままですが、
この「置くと泣く」に泣かされていた時は本当に疲れ切っていました。
ぴっちゃんは「いったいいつ寝てるんだ?」というほど寝ない子で、
なんだったら昼寝してないのに夜もあんまり寝ないこともあったりして、
夜中も授乳をしていた時はとにかく私自身が寝ている時間があまりなくて毎日ヘトヘトだったのです。
当時はもうね、「一生このヘトヘトが続くんじゃないか??」ってくらいに思っていました。
全然寝ないぴっちゃんを前に泣いたり、「なんで寝ないのよ~!」
とヒステリックになってみたり、なんであんなに心の余裕がなかったのかって思います。
パパなんて寝かしつけと称して、自分が先に寝てしまっていることばかりだったのに・・・。
いまとなっては半分笑い話ですが、数年経って振り返ってみれば
「あの時は大変だった。なんかあの数か月の記憶は薄いな・・・」という感じなのです。
「寝かしつけに必死になっているのはママがそれだけ赤ちゃんに真剣に向き合っているってことなんだよ。」と、
4人のママである友人から言われました。
そう、ママが赤ちゃんのことを真剣に思っている気持ちがあるから必死で寝かしつけと戦っているのです。
「ママはすごい!」んですよ。
最後に
また泣いたらどうしよう?って思うと
それだけで赤ちゃんの寝かしつけが憂鬱に思えてしまいますよね。
アレもだめ、コレもだめ、なら寝かしつけることを諦めて
『自分も隣で一緒に寝ちゃえばいいんです。』
大丈夫、いつかは必ず一人で勝手に寝てくれるようになります。
自分の体を休めることも大事ですからね。