こんにちは。
今日は天気が悪いので家にこもっているぴっちゃんママです。
もうすぐ娘のぴっちゃんの誕生日なので、親せきからお祝いをいただきました。
ですが袋に印刷された水引がまさかの結び切り…。
悪気があってやったことではなくても「おいおい…」と思ってしまった出来事です。
誕生日もそうですが、結婚や出産などの特別ばお祝いはのし紙の使い方には気をつけたいもの。
今回はそんな中から出産祝いの「のし」と「水引」のマナーについて勉強していきましょう。
1.「のし」と「のし紙」の違い
皆さんは「のし」と「のし紙」の違いってはっきりと説明できますか?
実はぴっちゃんママも恥ずかしながら結婚するまで同じものと思っていました。
「のし=のし紙」のことではないんです。
- のし :のし紙の右上についてくる飾りのような物のこと。
もともとはアワビを薄くして干したものを放送の右上に張り付けることで「生ものを添えましたよ」という意味を伝えるものでした。
のしはお祝い事の時だけに使用します。 - のし紙:のしと水引が印刷された包装紙の上に掛ける紙のこと。
のしや水引をしっかりかけるところを簡略化したもの。
のし紙をかけることで略式であっても相手を思う気持ちを伝えています。
のし紙には右上に「のし」、真ん中に「水引」が印刷されていて、のし上(水引の上)に表書き(贈る目的)のし下(水引の下)に贈る人の名前や会社名を書く決まりになっています。
のし紙に表書きや名前を書く時には、できれば筆(筆ペンでも可)で書きましょう。
筆がなかったらマジックペンでもセーフですが、あんまり格好よくはありませんね。
2.水引の色と形っていろいろあるの?
水引はもともと贈り物に掛けた「こより」で、今でいえばリボンのようなものでした。
昔はこよりをくるりと巻いて結んだだけでしたが、時代と共に結び方も色も種類が増えてきました。
現在では紅白・金銀・赤金・白黒・白黄・双白・双銀の7種類が基本として使われています。
結び方は蝶結びと結び切りが基本ですが、鮑結びや梅結びと呼ばれるものも使用します。
現在では水引はのしに掛けるだけではなく、アクセサリーや飾りとしてもいろいろな形で使われているんですよ。
水引で作ったアクセサリーはけっこう可愛くて、我が家でもぴっちゃんの着物用に購入した水引の髪飾りがとってもお気に入りです。
3.水引の蝶結びと結び切りの使い分けはどうしたら良いの?
さて、のしと水引のことが少しわかったところで、今度は水引の使い分けについてみてみましょう。
蝶結びはリボン結びのような形の結び方で、水引の端の部分が下を向いています。
一方、結び切りは方結びのようにきゅっと結ばれていて水引の端の部分が上を向いていますね。
- 蝶結び :もともとは結んだこよりにお花を添えて贈ったことから「花結び」と呼ばれることも。
何度も結び直しができることから「何度あってもいい(嬉しい)お祝い」の時に使われます。
出産祝い・入学祝・七五三・入園祝・入学祝・結婚記念日のお祝い・長寿のお祝いなど。 - 結び切り:固くしっかり結ばれていて解くのが難しいことから「二度とあってほしくない(繰り返したくない)お祝い」の時に使われます。
結婚祝い・結婚式の引き出物・快気祝い・退職祝など。
こうして並べてみると、お祝い事の水引は蝶結びを使うことが多いということがわかりますね。
パパ・ママになると独身の時よりもお祝い事をするのもされるのも増えますので、ここは覚えておきたいところです。
4.包むものや金額でも、のしや水引は変わってくるの?
出産祝いにかけてもらうのし紙は「蝶結びの紅白の水引がかかった、のしありの掛け紙」でOK。
ですが、贈るものによって「のし」のある・なし、水引の色や本数にもちょっと気をつけないといけない部分があるんです。
まず「のし」はそれ自体が生ものの象徴なので贈り物が生もの(お魚やお肉など)の時には「のし」はつけません。
そして「水引」は紅白で5本が基本となります。
しかし高価なものを贈る場合には水引の数も7本にしたり赤金にしたりと、ちょっと豪華なものにする方がベストです。
ご祝儀袋を例に挙げるとわかりやすいと思います。
ご祝儀が3万円と10万円では中に包む金額が違うので、袋のサイズも水引や飾り紙の豪華さも違ってきます。
中身が立派な贈り物をシンプルに包んでもらうのは悪いことではありませんが、あまり高価でないものを外見だけ立派にしてしまうのはマナー違反と言えますね。
5.最後に
いかがでしたか?
お祝い事のマナーってわかっているようでも「どっちだったかな?」と迷ってしまうものです。
出産祝いなどの嬉しいお祝いの時はもらった人が心から「嬉しいな」と思ってもらえるように、のしや水引もしっかり間違えないようにしましょうね。