出産祝いの「のし」の書き方 名前はどうする?表書きの書き方は?

こんにちは。ぴっちゃんママです。

今年は知り合いに妊娠・出産される方が多く、ぴっちゃんママの周りには嬉しいお話がたくさん届いています。

いろんな方にちょっとした出産祝いを差し上げているのですが、いつも「のし」は悩んでしまいます。

 

 

贈り物をする時に「のしはどうされますか?」と聞かれることがあると思います。

「のし」の書き方って結構難しくて、ぼんやりとしかわからない…という私のような方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、出産祝いの「のし」の名前の書き方や表書きの書き方について一緒にお勉強していきましょう!

 

1.そもそも「のし」ってなに?

最近では「水引」と「のし」を印刷した「熨斗紙」を贈り物にかけるのが一般的になっていますね。

そもそもの「のし」はあわび貝を薄く延ばして干した「熨斗鮑」のことで、縁起の良いもの、神様へのお供え物として贈り物にそえられていたものでした。

それが簡略化されて、慰安の形の熨斗紙へと変化していったのです。

例えば結納の時など特別な時には今でも本来の「のし」を使います。

簡略化されているといってもお祝いの形が表されたものなので、熨斗紙の上にリボンをかけるということはマナーとしては…NGです。

 

2.「内のし」と「外のし」の使い分けはどうすればいいの?

お店で贈り物を包んでもらうときに「内のしと外のし、どちらになさいますか?」と聞かれたことはありませんか?

ぴっちゃんママは最近ネットで出産祝いを注文することがあったのですが、やはりこれは迷いました。

 

どちらが正しい、という厳密は決まりは実際にはありません。

 

  • 内のし…内祝い(お返し)に使うことが多い。
       「自分の嬉しいことをみんなにもおすそ分けしますよ。」というイメージのもの。
        贈り物を宅配などで届ける場合は傷がつかないように内のしをして、その上に包装紙をかけることも多い。
  • 外のし…「これはお祝いの品ですよ。」とわかりやすくしたい時に使用する。
         結婚祝いや入学祝、長寿のお祝いなど、はっきりと誰にでもわかるお祝いには外のしを使うことが多い。

 

このような感じで使い分けられています。

出産祝いはどちらかというと宅配で送る場合は「内のし」持っていく場合は「外のし」を選ぶのが良いですね。

 

3.出産祝いの「のし」はどれを選べばいいの?

出産祝いの場合、あまり生ものを送ることはないと思いますので「のし」はつけましょう。

 

そして水引は一般的に使用するものとしては「蝶結び(花結び)」と「結び切り」の2種類を使い分けるのがマナーです。

  • 蝶結び(花結び)…何度も結びなおせるというところから、入学祝、長寿のお祝い、出産祝いなど「何度あっても嬉しいお祝い」の時に使用する。
  • 結び切り    …固く結ばれてほどけないというところから、会期祝いや結婚の意お祝いなど「一度きりにしたいお祝い」の時に使用する。

 

水引の本数はお祝いごとの時は5・7・9などを使いますが、婚礼の時のみ5本を2束にした10本の水引を使うのがしきたりとなっています。

 

 

ということで、出産祝いにかける熨斗紙は「のしあり、紅白もしくは金銀の5本の蝶結び」というものを使用するのがいいですね。

 

4.出産祝いの「のし」の名前の書き方は?表書きはどうするの?

「のし」と「水引」がセットで「熨斗紙」というのがわかったところで、次に悩むのは「熨斗紙になんて書いたらいいのか?」ですね。

 

熨斗紙の上の段に書いてある「お祝い」や「寿」の部分を表書きと言います。

出産祝いの時は「御出産祝」「御祝」「祝御出産」などシンプルに出産のお祝いだと伝わるものでOKです。

 

下の段に書く名前の部分は、表書きのお祝いと書いた文字よりやや小さめの字で縦書きで書くのがポイント!
お祝いを贈る人数によって名前の書き方は以下のように変わります。

 

  • 1人の場合…    真ん中に名前を書きます。
  • 夫婦連名の場合…  右側に夫の苗字と名前、左側に妻の名前だけ書きます。
  • 友人連名の場合…  五十音順で先にくる人から右側に書きます。
  • 職場内で連名の場合…一番右から上位(上司)の人を順番に書きます。複数人で送る時は右側に代表者の名前を書いて他〇名と書くのもアリです。

 

 

手書きで書く場合はできる限り筆or筆ペンで書きましょう。
筆がない場合はサインペンでもギリギリOKです。
ボールペンや鉛筆はNGですよ。

 

5.こんな「のし」はダメだ!

ぴっちゃんママが頂いた出産祝いの中に熨斗紙はかかっているものの、お名前が書かれていないものがありました。

他にものし袋に入れないで、そのまま現金をお祝いとして下さった方がいたり…。

どなたから頂いたものかはわかっていますが「70歳を過ぎた大人だけれど、こういうことはちゃんとできないんだな…」と夫の親戚にがっかり。

 

うっかり間違えてしまうと「マナーのなっていない人だな」と思われてしまいますのでお気をつけくださいね。

 

<最後に>

いかがでしたか?

贈り物のマナーって知っているようで意外な盲点があったりするものです。

 

心を込めて贈る出産祝い。
せっかくなので「のし」の名前も表書きもばっちりキメて素敵な大人になりましょう!