こんにちは。ぴっちゃんママです。
最近、職場の同僚の奥さんが妊娠したそうなんですが、
「マタニティブルーってやつなのか奥さんの元気がなくって…あれっていつまで続くんでしょうね」
と同僚さんが嘆いていました。
妊娠・出産を経験したぴっちゃんママには奥さんの気持ちも少しわかりますが、
同僚さんは男性なので「赤ちゃんが出来たのになんで悲しそうにしているのかわからない」だそうです。
ぴっちゃんママの同僚さんのように
特に男性にはマタニティブルーって伝わりにくかったりしますが、
それでもわかってほしい!!って思ってしまうもの。
そこで今回は男性の方にもマタニティブルーについてちょっと知ってもらうために、
「マタニティブルーっていつまで続くの?」について調べてみます。
もしかしてマタニティブルーかも?と思っている奥さんにも、よくわかっていない旦那さんにも
両方に読んでいただいてマタニティブルーについてお互いに理解を深めていただけたらと思います。
マタニティブルーと女性ホルモンの関係
マタニティブルーになってしまうのは、身体の中で起こる女性ホルモンの増減が一番の原因です。
女性の身体の中では、約1か月の間に生理と排卵を繰り返しながらホルモンのバランスをコントロールしています。
生理から排卵までは卵胞ホルモンが増えて赤ちゃんを守るための子宮内膜を厚くしていき、排卵を境に今度は黄体ホルモンが受精の準備を整えていきます。
毎月毎月身体の中で行われていたこのホルモンバランスのコントロールが妊娠を境に変化して、
卵胞ホルモンも黄体ホルモンも増えていくようになります。
そしてその影響によって、身体も心も少しバランスを崩してしまうことがあるのです。
バランスが変わる=変化が起こる、
のは当たり前のことと思いましょう。
妊娠によって常に自分の身体の中で変化が起きているのですから、
心も身体もバランスを崩してしまうのはある意味では自然な事ではないでしょうか。
マタニティブルーっていつまで続くの?
マタニティブルーになりやすい時期は大きく分けると2つあります。
まずは妊娠初期。多くの方が妊娠初期にマタニティブルーを経験しています。
この時期、身体の中では赤ちゃんの成長に備えて胎盤が形成される時期で、
女性ホルモンも一気に増加をし始めますので、つわりがあったり、
身体がだるかったりと今まで通りには身体が動かせなくもなってきますね。
そして、心の中では妊娠・出産に対しての不安、身体が変わっていくことへの不安、生活が変わっていくことへの不安、
などいろんなことが気になってしまいます。
通常は数日~数週間で収まりますので、1か月以上「なんとなくおかしいな?」が続くようだったら、
次の検診の時に病院で相談してみましょう。
もうひとつが妊娠後期。
この時期、お腹が大きくなってきて身体が思うように動かず、
行動や人によっては食べるものにも制限がかかってしまう時期ですね。
そして、心の中では出産を控えて陣痛や出産に対する不安、いよいよ迫った子育てへの不安など
心の面での不安が大きくなるのがこの時期です。
こちらも数日~数週間で収まります。
出産が近いので自分で動いてどうにかして解決しようということが難しくなります。
心配事があれば旦那さんでも病院の先生でも必ず話をして不安を和らげていくように心がけてください。
どちらの時期もみなさん何かしらの不安を抱えているもの。
ぴっちゃんママもちょっとしたことで泣いたり、動くのが嫌でひたすら寝てみたりしていました。
そういう時はそれでいいんです。
とにかくため込まないようにしましょうね。
マタニティブルーのサイン
マタニティブルーかもしれない?という症状はいろいろあります。
よく言われる症状としては
- 身体がだるくて何もやる気が起きない
- 気持ちが落ち着かなくて集中力がなくなる
- 食欲がわかない、ずっと気持ちが悪い
- 頭が痛い
- これといった理由はないけど涙が出る
- なんとなくぼーっとしてしまう
- 眠りが浅くなる
- 急に不安な気持ちに襲われる
などなど、「明確な理由はないんだけれど、なんかちょっとコンディションが悪いんだよね~」
という状態が数週間続きます。
妊娠という大切なことと自分の身体も心も向き合っているのですから、
「ちょっとダメかも?」と思ったら、素直に「いまダメなんだよ~」と
認めて無理をしないようにしましょう!
普段からPMS(月経前症候群)が酷い人や真面目な人がなりやすいのがマタニティブルー。
マタニティブルーもつわりもお腹の中の赤ちゃんが
「ねぇママさん、ちょっとがんばりすぎだよ。もう少し楽になろうよ。」
と言っているサインなのかもしれませんよ。
マタニティブルーは男性もなるの?
ここまで女性のマタニティブルーについて書いてきましたが、
たまにですが旦那さんでもマタニティブルーになってしまう方がいるんです。
なんで妊娠もしてないのに男がマタニティブルー??
ってぴっちゃんママも初めは思ったのですが、それって調べてみるとけっこう納得な理由でした。
旦那さんのマタニティブルーは“パタニティブルー”という呼び方もあるそうで
- 奥さんのつわりが酷いのを見ていたら自分も気持ちが悪くなった
- 子育てのことや将来のことを考えていたら不安になった
- 奥さんが妊娠して変わっていくことに自分が追い付かなくなった
などの理由から旦那さんもマタニティブルーになってしまうケースが実際にあるんです。
ぴっちゃんパパはそういうのは全くなかったですが、友達の旦那さんにはマタニティブルーになってしまい、しばらく仕事にも行けないほどになった人もいました。
男性の方も注意してくださいね。
最後に
お腹の中に赤ちゃんが来てくれたのがわかってから無事に出産をするまでの期間、
ずっと穏やかで健康でいられる人なんてきっといないです。
「赤ちゃん、無事に健康で生まれてきてくれるかな?」
「自分にちゃんと育てられるかな?」
「今日は自分の体調がちょっと良くないけど、お腹の赤ちゃんは大丈夫かな?」
ちょっとした不安・戸惑い・辛い・苦しい…、
幸せとは反対の感情が出てきてしまうことはありますよね。
でもね、子供を産むって本当に命懸けで大変なことなので、不安になるのは当然のこと。
自分の中だけで抱え込まないで。
誰かに“共感”してもらうだけで少し気持ちが楽になるかもしれませんよ。