こんにちは。
小学校低学年の女の子を育てているぴっちゃんママです。
最近夫のいとこに子どもが生まれ、出産祝いを用意することに。
夫は贈り物のマナーや「のし」のなんたるかを全く知らなくてびっくりしました。
大人になっても贈り物のマナーを知らない人って意外と多いです。
知らないと恥ずかしい贈り物のマナーの中でも、今回は出産祝いの「のし紙」の書き方について一緒に勉強していきましょう。
自分が贈る時ももらう時も、知っていると知らないとでは違うものですよ。
のし紙の基本をみてみよう
お店で贈り物を購入する時に「のしはどうされますか?」と聞かれることってありますよね。
この場合の「のし」はのし紙のことを指すので、のし=のし紙と思っている方もいるようですが、厳密にいうと「のし」はのし紙の中の一部分のことです。
ここをちゃんと理解していないと大人として恥ずかしい~となってしまうので、しっかり覚えておきましょう!
お祝い事ののし紙の場合、右上に「のし」と呼ばれる縁起物の飾り(のしあわびを干したものをデザインしたもの)が描かれています。
そして真ん中に「水引」と呼ばれるリボンのようなものがデザインされていますね。
水引から上の部分を「のし上」下の部分を「のし下」と呼び、「のし上」には表書きとよばれる贈り物の意味を「のし下」には名前を書くことが決まりです。
これを間違えてしまうと、やはり恥ずかしいので注意しましょう。
出産祝いの「のし紙」 表書きはどうする?
のしの基本がわかったところで、次に気になるのは書き方。
まずはのし上の表書きの部分。
こちらは「どんな目的で贈り物をするのか」ということをお知らせするところです。
ここを間違えてしまうと贈り物の趣旨が変わってしまうので要注意です。
オーソドックスな書き方としては「御祝」「お祝」「御出産御祝」「祝御出産」「御出産祝」「ご出産祝」などです。
昔ながらのしきたりや演技を重視したい方には「御祝」か「御出産御祝」をお勧めします。
一般的なお祝い事は全部「御祝」で大丈夫なので、迷ったら「御祝」と書くのがよいですね。
出産祝いの「のし紙」 名前はどうやって書く?
のし紙に名前を書く時、自分だけだったらフルネームで名前を書けば良いだけですが、連名となるとけっこう悩んでしまいますね。
20代前半の頃、友達への出産祝いを贈ったことがありました。
何も知らなかったぴっちゃんママと友達数人は、のしをつけずにかわいいラッピングだけをしてもらっただけでプレゼントを渡してしまいました。
40代の今になってそれをやったら、ちょっと恥ずかしい…。
連名で出産祝いを贈る場合の名前の書き方は以下の通りです。
- 夫婦連名 :男性が右、女性が左になるように書きます。苗字は二人の真ん中でも男性の上でもどちらでもOK。
- 男女の連名 :夫婦の時同様に男性が右、女性が左になるように書きます。
- 同性同士の連名:右側に年齢や地位の高い人を書きます。特に違いがない場合には右側に五十音順で早い人から書いていきます。
- 大人数で連名 :連盟の場合は多くても名前を書くのは4人までにします。
人数が多い場合には右側に代表者の名前を書き、他〇〇一同と書いたり、○○一同と書くようにしましょう。 - 職場で連名 :右側に上司等の代表者の名前を書き、他〇〇一同と書いたり○○一同と書くようにしましょう。
手書きで書く場合には出来る限り筆か筆ペンで書くのがマナーです。
出産祝いののし紙 選ぶ時の注意点
のし紙を選ぶ時に注意したいポイントは以下の3つ。
1.のしのあり・なし
2.水引
3.紙の大きさ
1.のしのあり・なし:お祝い事なので、のしありののし紙を選ぶのが基本ですが、生ものを贈る場合にはのしの付いていないのし紙を選びます。
2.水引:出産祝いは何度あってもいいお祝い事なので蝶結び(花結び)、紅白の水引が基本です。
ご祝儀袋の場合には水引の色が金銀というものもありますが、絶対に結び切りや白黒の水引を選ばないように注意しましょう。
3.紙の大きさ:贈り物のサイズに対して、のし紙が小さすぎたり大きすぎたりするのは✖。
箱の場合はのし紙をかけてはこの上下が少しずつ余るようになっているのが〇ですね。
任せっきりはNG
「お店の人に任せてしまえば大丈夫」と思うかもしれませんが、たまたま担当した人がよくわかっていない人ということもあります。
ぴっちゃんママも某モールで出産祝いを包んでもらった時に、水引が結び切りになっていることがありました。
結び切りの水引は二度とない方が良いお祝いに使いますので、出産祝いの水引としてはアウトです。
お店の人は「他の方のお祝いののしと間違えた」と言っていましたが、自分が知らなかったらそのまま送ってしまうところでした。
自分がしっかりと知識を持っていれば防げることもありますので、贈り物のマナーは知っていて損はないですよ。
最後に
出産祝いの「のし紙」についてのまとめはいかがでしたか?
心を込めて贈るプレゼントがマナー違反になってしまったら、贈るほうもお祝いをもらった方もがっかりしてしまいます。
頭の中にちょっと覚えておくと恥ずかしいことにならずに済みますよ。