こんにちは!
現在、2歳と5歳の男の子の育児真っ最中のまみです。
ママ歴5年ですが、この5年間…本当に大変でした。
慣れない育児にワンオペ育児。
育児がうまくいかなくてイライラして、もしかしたら私は母親に向いてないんじゃないかと何度も思ったことがあります。
最初は一人でもんもんと悩んでいましたが、私は地域の子育て支援センターの保健師に相談することにしたのです。
プロの目線で聞く話は目からうろこでした。
まずは一人で悩まずに、誰かに相談することが大切ですよ!
なぜ育児ノイローゼになるの?具体的な症状は?
育児ノイローゼは心のSOS!
出産後「しっかり育児をしなくちゃ!」と力を入れすぎて、なんでも完璧にしようと思っていたことがありました。
夫の帰りは遅く、実家は遠かったので初めての育児はほぼワンオペ。
子供は言葉がまだうまく話せなかったので「なんで泣くの?」「なんでご飯を食べないの?」「なんで言うことをきいてくれないの?」とずっとずっと悩んでいました。
あの時は本当に余裕がなく「つらかった」の一言です。
完璧に育児ノイローゼになっていました。
育児ノイローゼとは、育児によるストレス、疲れによって精神的に不安定になってしまうこと。
子育てをしている方なら、一度は経験があるのではないでしょうか。
子供がなかなか寝てくれない、夜泣きによる睡眠不足、せっかく作ったご飯を食べてくれないなどはよくありますね。
「なんで言うことをきいてくれないの?」と感情的になったりするかもしれません。
さらに家事もこなさなければなりませんし、仕事をしているママだと余計に時間に追われるかもしれません。
またご主人が単身赴任だったり仕事で帰りが遅かったりすると、一人ですべてのことをこなさなければならないのでママは心が休まる暇がありません。
疲れを感じていても育児は待ったなしだからです。
このようなことから「育児がつらい」「母親に向いてないかも」と自分を責めたりしてしまい、育児ノイローゼに繋がってしまいます。
具体的には以下のような症状があります。
- 子どもをかわいく思えない
- 子供の世話をするのが面倒
- 意味もなく子どもを叱りつけてしまう
- 子育ても家事もやりたくない
- 夜なかなか眠れない
- 毎日憂鬱
- わけもなく悲しくなり泣いてしまう
- 小さなことで激昂してしまう
- 食欲がない、もしくは過食
- 何にも興味が出ない
少し気持ちが落ち着いた時にあてはまるものがないか見てみると良いと思います。
育児ノイローゼの原因
育児ノイローゼの原因はいくつか考えられます。
1つ目はホルモンバランスの乱れ。
特に出産することでホルモンバランスが乱れ、心身共に不調につながってしまいます。
夜間の授乳など睡眠不足によってもホルモンバランスの乱れは起こります。
2つ目は完璧な母親になろうとしているということ。
子育てに関して理想を高く持っていると、自分の中で「子育てはこうしなければならない」という固定観念が生まれてしまいます。
それに向けて努力し続け「こんなママでいたい」「子育ては楽しくなければいけない」「家事は完璧にこなさなければいけない」と自分で自分を縛ってしまい辛くなってしまいます。
完璧を求めてしまうと、うまくできなかった時に「こんなはずではなかった」と自分を責めてしまいます。
また他の母親や家庭と自分を比較してしまい「自分はできていない」と落ち込んでしまったりします。
手を抜けるところは抜きましょう。
3つ目は常に子どもと2人という環境。
三つ子の魂百までということわざがあるように、3歳までは自分の手で…というママはたくさんいます。
幼稚園に入るまでは自分の手でしっかり育てていきたいという気持ちはすごく素晴らしいと思います。
ですが子どもと2人きりで家にこもっていると、話し相手もいなく困ったことがあっても一人で抱え込みがちです。
家事もしなければいけない状況であるため、一人でフル稼働しなければなりません。
これでは疲れも溜まりますし、ストレス解消もできません。
一時保育などをうまく利用して、息抜きをする必要があります。
4つ目はパパの帰りが遅いという状況。
パパの仕事が忙しく、朝は早く夜は遅いというご家庭もたくさんあると思います。
ワンオペ育児が続くと、心身の負担は増える一方です。
パパと育児に対する思いを共有できればいいのですが、仕事が忙しくてコミュニケーションがなかなか取れないということもありますね。
コミュニケーションが少なくなってしまうと精神的に不安定な状況にも陥りやすいです
休日などはしっかり夫婦の時間も大切にしてくださいね。
5つ目は身近に頼れる人がいないという環境。
子供が熱を出した時や自分の体調が悪い時に頼る人がいないと、いつも以上に神経をすり減らして育児をすることになります。
つらいと感じた時に実家などを頼れる相手がいないということも育児ノイローゼを引き起こす一因です。
現在の子育て世帯の現状
2015年に行われた厚生労働省の調査では「子育てに対して負担・不安があるか」とといった質問には、なんと7割以上の母親が子育てに関して不安を感じているということがわかりました。
育児ノイローゼ予備軍ですね。
少しずつ夫も育児に協力するという家庭も増え、男性の育児休暇制度も知られるようになってきています。
しかし平成29年度の調査では男性の育児休暇取得率は約6%。
それだけ母親に対して育児のウエイトが大きいといえるでしょう。
特に専業主婦の場合は、子育てや家事に関するウェイトがかなり大きくなります。
相談する場所がわからない、相談できる相手がいないなど一人で悩みを抱えているとどうしても心のバランスを崩してしまいます。
育児ノイローゼからうつに進行していしまう可能性もあるのです。
そうならないためにも、相談できる場所を見つけておく必要がありますね。
また出産を機に育児休暇を取得するママも多くいますね。
仕事と育児、家事の両立に悩む方もたくさんいらっしゃると思います。
仕事という役割は増えるのに、育児や家事のウエイトはそのまま…どうしても負担は大きくなります。
共働き世帯はきちんと夫婦で話し合い、家事の分担をすることがママの負担を減らすために大切になってきます。
育児ノイローゼかも…と思ったら!
「わけもなく怒ってしまう」
「泣きたくなってしまう」
「子どもがかわいいと思えない」
こんなふうに感じてしまったら、少し子どもと距離をおいたり、誰かに相談した方が良いかもしれません。
1人で悩むことは決してしてはいけません。
まずは「完璧にしなくていい」という考えをもつこと。
育児は正解というものがありません。
だからこそ悩んでしまうもの。
育児がうまくいかない、子どもがいうことをきいてくれない…と悩んでしまったら「まぁいっか。」と深刻に考えすぎないことが大切です。
言葉にすると簡単ですが、なかなか難しいですよね。
「9時までに寝かせなければ」
「ご飯をしっかり食べさせなければ」
と「~しなければいけない」という考えを持つと、できなかった時に、とても感情的になってしまいます。
できなかった時は「まぁいっか。しょうがない。」と考えを替え100%を目指さずに手を抜けるところは手を抜いちゃいましょう。
また、自分の時間をもつことも大切です。
家にいてもお子さんがいても、自分の好きなことをする時間は持てます。
例えば子供がお昼寝している時に好きなドラマを見たり、自分へのご褒美に美味しいケーキを食べたり。
子どもと少し離れた方が良いと感じた時は、一時保育やベビーシッターを利用するもの良いと思います。
罪悪感を抱く必要は一切ありません。
あなたは毎日一生懸命頑張っています。
お子さんもきっとわかってくれますよ!
一人で悩まずに相談できる場所を見つけよう!
子育てには多かれ少なかれ悩みはつきものです。
何か不安に思ったり悩んだりしたら、相談できる人や場所を見つけておくことが重要です。
一番やってはいけないのが、一人で悩むこと。
これだけは避けましょう。
お住いの地域には子育て支援センターなど子育てに関しての窓口が必ずあります。
子育て支援センターには保育士、保健師、栄養士など専門知識を持ったスタッフが必ずいますので、相談するのも良いと思います。
また、子育て支援センターはたくさんのママが利用されていますので親同士の交流も深められます。
悩みを共有したり、実体験に基づいたアドバイスがもらえたりします。
「こんなに悩んでいるのは自分だけじゃないんだ。」と心強く思えるかもしれません。
身近に誰か一人でも相談できる人がいれば、それだけで安心感やストレス軽減に繋がります。
子育て支援センターのような場所に行くのが苦手という方もいらっしゃると思います。
そういう時はママ向けに提供されているサービスがたくさんあるので、上手に利用してみて下さい。
きっと今の悩みを解決できるヒントが必ずあると思います。
私は子育てに悩んでいる時に、子育て支援センターの存在を知りました。
同じように子育てしているママや保育士さんにたくさん相談にのってもらいました。
時には泣いたりして感情を表出させ、いろんなことを少しずつ乗り越えてきたのです。
誰かに相談しなかったら、私ももしかしたらうつになっていたかもしれません。
もし子育てがつらいと感じたら、誰かに相談してみましょう。
まとめ
「子どもが夜寝てくれない」
「ご飯を食べない」
「いうことをきかない」
子育てをしていく中で、こんな悩みがたくさんでてきます。
1人の時間がなかったり、ストレスを解消できる場所がなかったりすると育児ノイローゼになってしまう可能性は誰にでもあります。
ますは「育児はこうあるべきだ」という固定観念を外しましょう。
それだけで育児は少し楽になるはずです。
「ほかの人はできているのだから、もっとできるはず」と自分を追い込まずに育児がつらいと感じたら素直に自分の感情を受け入れましょう。
そして自分の親でも友達でも子育て支援センターでも良いので、自分が相談しやすいと思える場所を探すことも大事ですね。
1人で悩まない!それが育児をするうえでの鉄則ですよ。