夏が近づくと海に呼ばれている気がする2児の母イルカママです。私は小さい頃より海の近くに住んでいたので、海開きとなれば家から水着を着て海水浴場まで行っていました。徒歩3分という距離感!
結婚も地元でしたので、相変わらず海は身近な存在でした。
上の子のデビューは3歳前でした。とはいってもガッツリ入るわけではなく、夕方前に散歩がてら行って波打ち際で遊ぶ程度です。下の子は1歳半がデビューで、海には入りませんでした。
なぜなのか?海は魅力的な場所ではあるけれども、気を引き締めておくべき怖い一面も持っているからです。海のレジャーは楽しいばかりではなく、低抗力の低い赤ちゃんを連れていくということは、それなりにリスクもあります。
「一般的に言われている海デビューの月齢はコレ!」
赤ちゃんを海へ一緒に連れていく月齢は6か月~9ヶ月のおすわりのできる赤ちゃんからと言われています。おすわりができるというのがポイントで全てのおでかけの基準ともなっていますよ。
赤ちゃんの海デビューといっても海水に入るわけではなく、ビーチの日陰で砂の感触を楽しんでもらう程度です。
みなさんがイメージする海水浴のデビューは、大人の話に聞き分けができる3~5歳くらいが境になってくると思います。体力がつき抵抗力もついてくるので少しずつ楽しむことができます。ゴーグルをつけたり浮き輪に乗ったりと楽しみ方にも幅が広がってきますよ!
とはいっても各家庭でレジャーへの考え方は異なります。絶対この年齢から‼というわけではなく、最大限に赤ちゃんへ配慮したり工夫したりすることで、海デビューの年齢は大きく変わります。
「赤ちゃんの海デビューで心配なこと」
ご存じの通り赤ちゃんは繊細です。抵抗力も低ければ、皮膚も薄くデリケートで体温調節も大人のように上手にできません。なんでも口にいれてしまう時期でもあるので海は危険がいっぱいです!
海水にはバクテリアがいますので、海水を飲んでしまったら体調を崩してしまうことも。お砂遊びだって目が離せません。
では、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?一般的に言われていることと自分の経験をもとにまとめてみました!
「赤ちゃん連れの海デビュー‼気を付けることリスト」
- 当日の体調は万全か
- 紫外線の強い11時~13時(最近は10時~14時)は避ける
- 水着だけでなくラッシュガードは必須
- なんでも口に入れてしまうので目を離さない
- 抵抗力の低さからバクテリアなどによる思わぬ体調悪化もある
- 大人の倍以上に日射病、熱中症に気を付ける
- 水分補給はこまめにする
- 食品は傷みやすいので注意
- オムツ替えは海の家か車がベスト
- 砂浜も鋭利な貝殻や漂流物、タバコの吸い殻に注意する
- 少しの日焼けもやけどになる恐れも
- しっかり砂を落として帰るのは難しい、清潔にする最善を尽くす
- 帰宅後は日焼け止めを丁寧に落とし、保湿ケアを絶対に
プライベートビーチがあるホテルなどリゾート地では、砂浜はきれいである上に海水浴後のケアが簡単にできることがしばしば。シャワーが豊富であったりホテルにすぐ戻ったりすることもできます。そんな時は臨機応変に、おすわり期以降の赤ちゃんと思い出作りを楽しむのもいいかもしれませんね。
「熱中症と紫外線には特に注意」
年々夏の暑さが世界レベルで異常になっていますね。
一昔前のように海水浴で涼むのではなく、むしろ暑さ対策や熱中症、やけどの注意をする必要があります。
大人でもつらいほどの暑さは、赤ちゃんにとっては命取りとなります!
大人が熱いと言いながら歩く砂浜を歩かせるなんて、赤ちゃんにとっては灼熱地獄です。
ママパパが抱っこしての移動が大前提となります。
お砂遊びをするときも、パラソルやテントでしばらく日陰を作り、
触って心地良い程度になってはじめてお座りさせても安全と言えます。
海へ入る時は日差しの下に行くこととなるので、10分~15分を目安にあがり、水分補給と日焼け止めの塗りなおしをおすすめします。
「どこまでも付いてくる砂。オムツ替えは屋内がベスト!」
水遊びパンツでもオムツでも、開放的な海なら替えることはどこでもできます。しかし、砂浜に敷いたシートの上は砂がいっぱい!ジャリジャリしているのでおしりを清潔にすることは難しいです。ではどこで替えるのがいいのでしょうか?
海の家があれば利用しましょう。外で替えるよりは涼しく、砂も外よりはきれいに落とすことができます。
一番はシャワーで流していったんきれいにすることがベストです。
海の家がない場合は車内でのオムツ交換をおすすめします。
とはいっても夏の車の中は危険な暑さです。
ドアを開け放って熱気が逃げてから赤ちゃんを連れていきましょう。
「我が家で役に立った便利グッズ!」
家から歩いて行っていた時はいつも手ぶらでしたが、車で行くような海水浴場はそれなりに準備も必要です。
下の子は1歳半が海デビューとなりましたが、かなり役に立ったものがあるので紹介しますね。
- タープテント
- 小さいビニールプール
- 2Lペットボトルに入れた水道水
- アルコールウェットティッシュ
- クーラーボックスに保冷剤と凍らせたタオル
- 凍らせたペットボトルジュース
我が家は1歳半の子に負担をかけないように、
午前の早い時間に行ってお昼前には帰るというスケジュールでした。
それでも真夏の暑さはなめてはいけません!
タープテントは日よけとして持って行って大正解でした。
ペットボトルに入れた水も、水道までが遠かったのでちょっと手を洗いたい時にいちいち行く手間が省けました。
ビニールプールは、下の子が海に入りたがったら海水を入れて砂浜で遊ばせるために持って行きました。
実際は冷めた砂をビニールプールに入れて下の子が砂遊びをするのに役に立ちましたよ。
あちこち行かず、日陰で遊んでくれたのでとっても安心!
その間上の子はパパと海を堪能していました。
そして真夏の暑さに一番効果を発揮してくれたのが、
保冷剤と凍らせたタオル‼時間が経つとそれなりに溶けてはいきますが、
ほてった身体を冷ますのには十分でした。
さらにいざ帰ろうとする時はお昼前で一番熱い!熱々の車内で、
チャイルドシートやハンドルを冷ますのに保冷剤が大活躍しましたよ。
多いように思えますが、2~3時間程度の滞在でもしっかりと準備をしておくことをおすすめします。
「海水浴場の状況と工夫で楽しみ方は増える!」
私の地元は田舎なので、海水浴場には海の家もなく人もそこまで多くないのがデフォルトでした。
夫の転勤で他県に行って衝撃を受けたのが、海水浴場へ入場料がいること!
ただしその分、海の家もあったりシャワーやトイレもあったりと設備も十分でした。
しかし‼さらに驚いたのが人の多さ!ビーチの面積に対する人口の密集度が半端ないのです。
そうなればトイレの待ち時間、シャワーの待ち時間、海の家に入れないとデメリットもありました。
赤ちゃん連れで楽しむには、訪れる海水浴場の設備や混み具合などを事前に調べたうえで行くのがいいでしょう。また海開きの期間は非常に暑いので、行く時間帯を午前や夕方と絞り、
長居をしないようにする方が赤ちゃんへの負担は少ないです。
「海は夏の思い出作りに最適!」
夏のレジャーは家族の思い出をつくるのにピッタリ!
注意するポイントをしっかりと押さえ工夫することで楽しむことは十分できます。
現在小学生の上の子に聞くと海デビューの時のことを、砂が気持ち悪かった、ジュースが熱々になっていた、
海がしょっぱかったと鮮明に思い出に残っているのも嬉しいです。
自然と触れ合うことのできる海。
自然が相手ゆえに少し気を抜くと大事故にもつながりませんが、
気を付けさえすれば十分に楽しむことができます。
赤ちゃんにもとっても良い刺激となりますよ。
無理のないスケジュールでほどほどに、しっかりと準備をして夏ならではの楽しい思い出を作ってくださいね!